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概要

TET5

CMapでは、ファイル名に拡張子をつけないきまりになっています。ToUnicode CMapはcmapリソースカテゴリを用いて設定を行うことができます(65ページの5.2「リソース設定とファイル検索」を参照)。cmapリソースの内容は、標準的なCMapの文法に従う必要があります。1 ToUnicode CMapをWarnockファミリのすべてのフォントに適用するには、TET_open_document( )で下記のオプションを用います:glyphmapping {{fontname=Warnock* tounicodecmap=warnock}}グリフリストリソースは1バイトフォントに利用可能グリフリスト(グリフ名リストの略)を用いると、非標準のグリフ名に対してカスタムのUnicode値を与えたり、あるいは標準のグリフ名に対する既存の値を無視させて別の値を使わせたりすることができます。グリフリストはテキストファイルであり、以下の規則に従って各行ごとに、1つのグリフ名に対する1つのUnicodeマッピングを記述します:>パーセント記号「%」の後のテキストは無視されます。これは注釈に使えます。> 1列目にはグリフ名を書きます。フォント内で用いられている任意のグリフ名を書くことができます(すなわち、標準のグリフ名のUnicode値を無視させて別の値を使わせることも可能)。グリフ名の中にパーセント記号を入れたい場合は\%とシーケンスで書く必要があります(パーセント記号は注釈を開始させる役割を持つので)。> 1つのグリフ名に対しては1つのマッピングだけが許されます。同一のグリフ名に対して複数のマッピングがある場合はエラーとして扱われます。>その後につづけてその行には、そのグリフ名に対するUnicodeコード点を7つまで書くことができます。値は10進記法か(前にxか0xをつけて)16進記法で与えることができます。UTF-32に対応していますので、サロゲートペアも使えます。>グリフ名の中に印字不能キャラクタを入れたい場合はテキストファイル用のエスケープシーケンスを用います(65ページの5.2「リソース設定とファイル検索」を参照)。グリフリストはファイル名の拡張子として.glを用いるきまりになっています。グリフリストはglyphlistリソースを用いて設定を行うことができます。グリフリストリソースが何も明示的に指定されていない場合、TETは.gl(ここではリソース名)という名前のファイルをsearchpathヒエラルキーの中で探します(詳しくは、65ページの5.2「リソース設定とファイル検索」を参照)。つまりいいかえれば、リソース名とファイル名(から拡張子.glを除いたもの)とが同一のときはリソースを設定する必要はないということで、なぜならその場合TETは下記の呼び出しと等価な動作を暗黙に行うからです(ここでnameは任意のリソース名):set_option("glyphlist {name name.gl}");グリフマッピングの優先規則によって、フォントがToUnicode CMapを含んでいる場合にはグリフリストは照会されません。以下の例はグリフリストの使用例です:% TeX文書で用いられるグリフ名に対するUnicode値precedesequalsimilarequalnegationslashunionprime0x227C0x22430x20440x222A0x20321. partners.adobe.com/public/developer/en/acrobat/5411.ToUnicode.pdfを参照7.5グリフに対するUnicodeマッピング119