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TET5
8画像抽出8.1画像抽出の基本さまざまな画像形式TETはPDFページ群からラスタ画像群を抽出し、その抽出した画像を、以下のいずれかの形式で格納します:> TIFF(.tif)画像は多くの場合に生成されます。TETが生成するTIFF画像の多くは、あらゆるTIFFビューア・コンシューマと互換です。ただし、いくつかの高度なTIFF機能、とりわけ追加スポットカラーチャンネル(134ページの「スポットカラー」を参照)には、すべての画像ビューアが対応しているわけではありません。当社ではAdobePhotoshopをTIFF画像の有効性のベンチマークと見なしています。Windows XPのイメージビューアは、TIFFで広く使われているFlate圧縮に対応していないことに留意してください。このビューア側の制約を回避するために、TET_write_image_file( )かTET_get_image_data( )でオプションpreferredtiffcompression=lzwを用いてLZW圧縮を有効化することもできます。> JPEG(.jpg)は、PDF内でJPEGアルゴリズムで圧縮されている画像について生成されます(DCTDecodeフィルタ)。PDF文書内のJPEG圧縮されている画像データは検証されます。ただし、TET_write_image_file( )かTET_get_image_data( )でオプションvalidatejpeg=falseを用いて検証を無効化することもできます。そうすると処理がやや速くなるかもしれません。DCT圧縮された画像がTIFFとして抽出される場合もあります。なぜなら、すべてのPDF色空間をJPEGで表現できるわけではないからです(スポットカラーなど)。> JPEG 2000(.jpx)は、PDF内でJPEG 2000アルゴリズムを用いて圧縮されている画像について生成されます(JPXDecodeフィルタ)。JPEG 2000には複数の種類があります。メインの種類は、MIMEタイプimage/jp2とファイル名接尾辞.jp2を持ち、ISO 15444-1(Annex I)に従って符号化されます。拡張された種類は、MIMEタイプimage/jpxを持ち、ISO 15444-2(Annex M)に従って符号化されます。これは、CMYKやLabカラーといった追加機能をサポートし、ファイル名接尾辞として.jpfを用います(MIMEタイプと推奨接尾辞の違いに留意)。最後に、生JPEG 2000コードストリームは、裸のピクセルデータのみを内容とし、色空間情報など追加のプロパティを一切持ちません。これはファイル名接尾辞.j2kを持って抽出されます。JPEG 2000出力を扱えない用途においては、文書オプションallowjpeg2000=falseを用いてこの抽出形式を避けることができます。この場合にはJPEG 2000ではなく8ビットまたは16ビットのTIFF画像が生成されますので、出力が大きくなる可能性もあります。JPX圧縮されたデータに対するTIFF画像は、スポットカラー情報を温存しなければならない場合、または画像連結が行われた場合にも生成されます。JPX圧縮された画像がTIFFとして抽出される場合には、そのJPXストリームの中の暗示的な内部ICCプロファイル群は無視されます。たとえば、sRGBのJPEG 2000画像はプレーンなRGBのTIFFとして抽出されます。> JBIG2(.jbig2)は、PDF内でJBIG2アルゴリズムを用いて圧縮されている画像について生成されます(JBIG2Decodeフィルタ)。JBIG2ファイルは、ISO 14492に従った「シーケンシャル編成」を用いて生成されます。画像をディスクまたはメモリへ抽出の方式で受け渡すことができます:TET APIは、PDF文書から抽出した画像を2種類8.1画像抽出の基本123