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概要

TET5

表8.1配置画像と画像リソースの比較特性配置画像画像リソースTETMLエレメントPlacedImageImage画像連結による影響ありありページへの紐付けあり―ピクセル単位の幅と高さありありポイント単位の幅と高さあり―画像解像度を知ることがでできる―きるページ上の位置あり―視覚上の出現回数10、1ないし複数一意なIDなし:TET_get_image_info( )が返すimageidメンバと、TETML内のPlacedImage/@image属性は、背後の画像リソースを特定するにすぎませんはい:TET_get_image_info( )が返すimageidメンバと、TETML内のImage/@id属性TETコマンドラインツールにおけるファイル命名規則TETコマンドラインツールにおける画像マスクの扱い<ファイル名>_p<ページ番号>_<画像番号>.[tif|jpg|jp2|jpf|j2k|jbig2]マスクは下記として抽出されます:<ファイル名>_p<ページ番号>_<画像番号>_mask.[tif|jpg|jp2|jpf|j2k|jbig2]<ファイル名>_I<画像ID>.[tif|jpg|jp2|jpf|j2k|jbig2]マスクは、それ自身の画像IDに従って、そのファイル名にラベルを追加せずに抽出されます。8.2.2ページベースとリソースベースの画像抽出配置画像と画像リソースの違いは、すなわち、画像抽出について2種類の根本的に異なるアプローチをもたらします:ページベースとリソースベースの画像抽出ループです。どちらの方式も、画像をディスクファイルかメモリへ抽出するために用いることができます。ページベースの画像抽出ループこの場合には、アプリケーションは正確なページレイアウトと配置画像に関心があり、画像データの重複はいとわないことになります。ページベースのループで画像を抽出すると、配置画像ごとに1つずつ画像ファイルが生成されますので、複数の抽出配置画像に同一の画像データが含まれることがありえます。アプリケーション側で画像IDの重複をチェックすることで画像の重複を避けることもできるでしょう。しかし、一意な画像リソースを抽出したいなら、リソースベースの画像抽出ループを用いるほうが簡単です(後述)。ページベースの画像抽出ループは、TETコマンドラインツールではオプション--imageloop pageで有効にすることができます。APIレベルでのページベースの画像抽出のためのコードは、TETクックブックのimages_per_pageクックブックトピック・ミニサンプル内で演示しています。これらのサンプルは、画像の幾何情報を取得する方法も示しています。ページベースの画像抽出ループの詳細(上述のサンプルコードを参照してください):TET_get_image_info( )が、配置画像に関する視覚情報と、その背景画像データのpCOS画像ID(imageidフィールドで)を取得します。このIDを用いて、TET_pcos_get_number( )で画像の色空間や、幅・高さをピクセル単位で表したものといったさらなる詳細を取得したり、TET_write_image_file( )またはTET_get_image_data( )でその画像のピクセルデータ本体を取得したりすることができます。TET_get_image_info( )はその画像のピクセルデー8.2画像を抽出127