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TET5
> imageidフィールドは、画像のpCOS IDを内容として持ちます。これを用いると、pCOS関数群で詳しい画像情報を取得したり、TET_write_image_file( )かTET_get_image_data( )で画像ピクセルデータを取得したりすることができます。画像変形の結果として、抽出画像の向きは誤りに見える場合があります。なぜなら、抽出される画像データは、PDF内の画像リソースに基づいているからです。PDFページ上で配置画像に対して適用されている回転や反転といった変形はいずれも、抽出されるピクセルデータには適用されません。元のピクセルデータが抽出されます。画像のすべての隅の座標を算出TET_get_image_info( )を用いて取得されるx・yフィールドは、その画像の参照点を与えます。参照点は多くの場合、画像の左下隅に位置しています。画像のx/y・width/height・alpha/beta値を用いて、画像のすべての隅の座標を、以下のように算出できます:ll x = xll y = ylr x = x + width * cos(alpha)lr y = y + width * sin(alpha)ul x = x + dir * height * (tan(beta)*cos(alpha) - sin(alpha))ul y = y + dir * height * (tan(beta)*sin(alpha) + cos(alpha))ur x = x + width * cos(alpha) + dir * height * (tan(beta)*cos(alpha) - sin(alpha))ur y = y + width * sin(alpha) + dir * height * (tan(beta)*sin(alpha) + cos(alpha))ここで、デフォルトの場合topdown={output=false}ではdir=1です。下向き座標では、すなわちtopdown={output= true}の場合には(78ページの「下向き座標系」を参照)、dir=-1に設定する必要があり、かつ、隅が入れ替わります。すなわち、llをulと入れ替え、lrをurと入れ替える必要があります。画像解像度画像解像度をdpi(dots per inch)単位で算出するには、ピクセル単位の画像幅をポイント単位の画像幅で割り、それに72をかける必要があります:while (tet.get_image_info(page) == 1) {String imagePath = "images[" + tet.imageid + "]";int width = (int) tet.pcos_get_number(doc, imagePath + "/Width");int height = (int) tet.pcos_get_number(doc, imagePath + "/Height");betaheight図8.1画像の幾何情報(x, y)alphawidth8.2画像を抽出129