ブックタイトルTET5
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TET5
TETの画像連結エンジンは、このような状況を検出して、画像断片を再結合して1つの大きな、かつ、より有用な画像にします。連結候補群が、結合して大きな画像にできる場合には、それらは連結されます。画像連結を無効化するには下記のページオプションを用います:imageanalysis={merge={disable}}pCOSにおける連結画像連結された画像は、images[ ]/mergetype pCOS擬似オブジェクトによってそのように識別できます。それは、連結された画像については値1(artificial)を持ち、連結処理によって消費された画像については2(consumed)を持ちます。消費済画像は一般に、受け取ったアプリケーション側では無視するべきです。画像の位置合わせにおける不正確を補償するために、隣りあう画像どうしの間の一定量の空隙または重なりは許容されます。デフォルトでは、この空隙または重なりが1ポイントよりも小さければ、画像は連結されます。この値は下記のページオプションを用いて変更可能です:imageanalysis={merge={gap=2}}新聞や雑誌から画像を抽出する際には、多くの場合、より大きな空隙/重なり値が必要です。画像はいつ連結されるかページ上の画像の分析と連結は、おのおのTET_open_page( )への呼び出しによって引き起こされます。これは、以下の結果につながります:> pCOS images[ ]配列内のエントリ数は、すなわちlength:images擬似オブジェクトの数は、増えていく可能性があります:ページが順次処理されていくにつれて、画像連結によってできた擬似画像が配列に加わっていくからです。ですので、すべての連結済画像を抽出するためには、length:imagesを取得して画像データを抽出する前に、文書内のすべてのページを開く必要があります。擬似(連結済)画像は、images[ ]/mergetype擬似オブジェクトで、それに対応するフラグartificial(数値1)でマークされています。>一方、images[ ]配列内の要素のなかには、連結済画像の一部分としてのみ用いられるものがありえます。しかし、消費済のエントリは、images[ ]配列から除去されるのではなく、images[ ]/mergetype擬似オブジェクトで、それに対応するフラグconsumed(数値2)でマークされています。132 8章:画像抽出