ブックタイトルTET5
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TET5
>ソフトマスク:他の画像に対して適用される、任意のビット深度のグレースケール画像です(PDFキーSMask)。これは、マスクされた画像とその背景との間の滑らかな遷移を与えますので、リアルな透明効果を実現します。ハードマスクとソフトマスクの違いはビット深度だけですので、TET内では統一的に扱われます。TETMLにおける画像マスク画像マスクはTETML内では下記のように処理されます:>ステンシルマスク:1ビット画像自体がステンシルマスクとして用いられていれば、TETML属性Image/@stencilmaskがそのことを標識します。>マスク:画像に画像マスク(MaskまたはSMask)が紐付けられていれば、TETML属性Image/@maskidがそれを参照します。そのマスク画像の詳細は、images[ ]配列内のそのマスク画像のエントリの中で取得できます。TETコマンドラインツールにおける画像マスク画像マスクはTETコマンドラインツールにおいては下記のように処理されます(ステンシルマスクに関する情報は得られません):> --imageloop pageを用いて画像を抽出すると、すべてのプレーンな画像が通常通り抽出されます。この抽出されたプレーン画像群のうちのいずれか1つに対するマスクとして用いられている画像群も、その画像ファイル名に接尾辞_maskを用いて抽出されます。> --imageloop resourceを用いて画像を抽出すると、すべてのプレーンな画像とマスク画像が抽出されます。生成されるファイル名は、そのマスク画像のimage/@id TETML属性を含んでいますので、アプリケーションは、TETML内で参照されている画像に照応するファイルの場所を知ることができます。pCOSにおける画像マスク画像マスクはpCOS擬似オブジェクトimages[ ]とTET_pcos_get_number( )では下記のように処理されます:>ステンシルマスクとして用いられている画像はimages[ ]/stencilmask擬似オブジェクトによって識別できます。>画像がソフトマスクを割り当てられて持っている場合、その照応するimages[ ]/maskid擬似オブジェクトは-1以外の値を持ちます。この値は、そのマスクの画像IDを示しており、images[ ]配列内の照応するエントリを用いてそのマスクのさらなる詳細をクエリするために用いることができます。APIにおける画像マスク画像マスクはTET APIでは下記のように処理されます:> TET_get_image_info( )は、ページ上に配置されているプレーンな画像群のみを数え上げ、マスク群をスキップします。そのimage_info構造の中のimageidフィールドを用いてその画像のpCOS IDを取得することができ、そのIDを用いて、上述のようにpCOSを通じてマスクとステンシルマスクの情報をクエリすることができます。TET_write_image_file( )とTET_get_image_data( )を用いて、マスクされた画像のmaskidpCOSオブジェクトを用いて取得した画像IDを用いることによって、そのマスクのピクセルデータを取得できます。これはimages_per_pageサンプルで演示されています。あるいは、pCOSのimages[ ]配列内のすべてのエントリをなめることによって、すべてのプレーン画像とマスク画像に対する画像ファイルを生成することもできます。これはimage_resourcesサンプルで演示されています。136 8章:画像抽出