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概要

TET5

9.5 TETMLをXSLTで変換XSLTのごく簡単な概略XSLT(eXtensible Stylesheet Language Transformationsの略)は、XML文書を他の文書へ変換するための言語です。その入力は必ずXML文書ですが(私たちの場合はTETML)、出力は必ずしもXMLである必要はありません。XSLTでは、任意の計算を行うこともでき、プレーンテキストやHTML出力を生成することもできます。XSLTスタイルシートを用いてTETML入力を処理し、その入力に基づいた新しいデータセット(テキスト・XML・CSV・HTMLのいずれかの形式で)を生成しましょう。このTETML入力は、PDF文書の内容を反映しています。TETML文書は、137ページの9.1「TETMLを生成」で説明したように、TETコマンドラインツールで、またはTETライブラリで生成されています。XSLTは非常に強力ですが、通常のプログラミング言語とはかなり異なっています。XSLTプログラミングの初歩をこの節で解説しようとするつもりはありません。それに関してはさまざまな書籍やWebの情報がありますのでそちらを参照してください。とはいえ、読者がTETML文書のXSLT処理にすばやく着手し実現できるよう手助けすることは私たちの望みです。この節では、XSLTスタイルシートを動作させるために最も重要な環境を説明するとともに、この目的のために広く利用されているソフトウェアを挙げます。XSLTスタイルシートをXML文書に適用するためには、XSLTプロセッサが必要です。無償や商用のさまざまなXSLTプロセッサが入手可能であり、そのなかにはスタン図9.2ページ内容に対するTETMLエレメントヒエラルキー154 9章: TETマークアップ言語(TETML)