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TET5
10 TETライブラリAPIリファレンス10.1オプションリストオプションリストは、さまざまなAPI関数呼び出しを制御するための、強力で、それでいて簡単な方式です。多くのAPIメソッドでは、オプションリストが使えるようになっていますので、関数に膨大な引数を与える必要がありません。略してoptlistともいいます。これは、任意の数のオプションを内容として持つことのできる文字列です。オプションリストは、さまざまなデータ型や、リストのような複合データに対応しています。多くの言語バインディングでは、オプションリストは、必要なキーワードと値を連結していくことによって、簡単に構築することができます。バインディングC言語バインディング:sprintf( )関数を用いてオプションリストを構築するとよいでしょう。バインディング.NET言語バインディング:C#プログラマーは、AppendFormat( ) StringBuilderメソッドは整形エントリを表すのに中括弧{ }を用いて、それが引数の文字列表現へ置き換えられることに留意する必要があります。一方Append( )メソッドでは、中括弧キャラクタにいかなる特別な意味をも持たせていません。オプションリスト文法は中括弧キャラクタを利用していますので、AppendFormat( )とAppend( )のどちらのメソッドを使うかを選ぶときには注意が必要です。10.1.1オプションリスト文法正式なオプションリスト文法定義オプションリストは、以下の規則に従って構築する必要があります:>オプションリスト内のすべての要素(キーと値)は、1個ないし複数の右記区切りキャラクタによって区切る必要があります:スペース・タブ・キャリッジリターン・ニューライン・等号「=」。>一番外側の囲み中括弧は、要素には含まれません。{}と書けば空要素を意味します。>一番外側の中括弧の中の区切りキャラクタは、要素を分割する効力をもはや持たず、要素の一部分となります。ですので、区切りキャラクタを含む要素は、中括弧で囲む必要があります。>先頭または末尾に中括弧を持つ要素は、中括弧で囲む必要があります。>要素が片方だけの中括弧を含む場合には、その中括弧は直前にバックスラッシュキャラクタを付けて保護する必要があります。要素の閉じ中括弧の直前のバックスラッシュも、直前にバックスラッシュキャラクタを付ける必要があります。>オプションリストはバイナリゼロ値を含んではいけません。オプションリストは、このリファレンスの仕様に従ってリスト値を持つことがありえます。リスト値は1個ないし複数の要素(これ自体もまたリストである場合もあります)を内容として持ちます。それらは上述の規則に従って区切られますが、等号は区切りキャラクタとしてもはや見なされないという点が唯一異なります。単純オプションリスト多くの場合、オプションリストは1個ないし複数のキー/値対を内容として持ちます。キーと値は、また複数のキー/値対も同様に、1個ないし複数の10.1オプションリスト163