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TET5
10.2.3 PDFlib仮想ファイルシステム(PVF)C++ void create_pvf(wstring filename, const void *data, size_t size, wstring optlist)C# Java void create_pvf(String filename, byte[] data, String optlist)Perl PHP create_pvf(string filename, string data, string optlist)C void TET_create_pvf(TET *tet,const char *filename, int len, const void *data, size_t size, const char *optlist)メモリ内で与えられたデータから、名前付きの仮想の読み取り専用ファイルを作成します。filename(名前文字列)仮想ファイルの名前。これは、後続するTET呼び出しにおいてこの仮想ファイルを参照するために使える任意の文字列です。len(C言語バインディングのみ)filenameがUTF-16文字列の場合の長さ(バイト単位で)。len=0ならば、ヌル終端文字列を与える必要があります。data仮想ファイルのためのデータへの参照。COMでは、これは仮想ファイルを構成するデータを内容として持つByteのVariantです。C・C++では、これはメモリ位置へのポインタです。Javaでは、これはbyte配列です。Perl・PHPでは、これは文字列です。size(C・C++のみ)このデータを内容として持つメモリブロックの長さをバイト単位で。optlist表10.3に従ったオプションリスト。右記のオプションが使えます:copy詳細仮想ファイル名は、入力ファイル名をとる任意のAPI関数に対して与えることができます。こうした関数のなかには、そのデータがもう必要なくなるまでその仮想ファイルにロックをかけるものもあります。仮想ファイルは、TET_delete_pvf( )によって明示的に、あるいはTET_delete( )で自動的に削除されるまで、メモリ内に保持されます。各TETオブジェクトは、それぞれ自分自身のPVFファイルのセットを保持します。仮想ファイルを、異なるTETオブジェクト間で共有することはできません。複数スレッドで個別のTETオブジェクトを操作している場合、PVFの使用を同期する必要はありません。filenameで、すでにある仮想ファイルと同じ名前を指定すると例外が発生します。この関数では、filenameがすでに通常のディスクファイルで使われているかどうかはチェックしません。copyオプションを与えていないかぎり、与えたデータを、それに対応するTET_delete_pvf( )への呼び出しが成功する前に、呼び出し側で変更したり解放(削除)したりしてはいけません。この決まりに従わないとクラッシュするおそれが高いです。表10.3 TET_create_pvf( )のオプション一覧オプションcopy説明(論理値)TETは、与えられたデータの内部コピーをただちに作成します。この場合、与えたデータを、この呼び出しの直後に呼び出し側で廃棄してもかまいません。このcopyオプションは、COM・.NET・Javaバインディングでは自動的にに設定されます(それ以外のバインディングでのデフォルト:false)。それ以外のバインディングでは、copyオプションを与えないかぎりデータは複製されません。174 10章: TETライブラリAPIリファレンス