ブックタイトルTET5
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TET5
10.2.6ログ記録ログ記録機能を利用すると、API呼び出し群を追跡することができます。そのログファイルの内容は、デバッグ目的に有用なほか、PDFlib GmbHサポートから求められることがあります。表10.6に、TET_set_option( )(170ページの10.2.1「オプション処理」を参照)でログ記録機能を有効にするためのオプションを挙げます。表10.6 TET_set_option( )のログ記録関連キー一覧キー説明logginguserlog表10.7に従ったログ記録オプション群を持つオプションリストログファイルへ複製される文字列ログ記録オプションは、以下の方法で与えることができます:> TET_set_option( )のloggingオプションに対するオプションリストとして。例:tet.set_option("logging={filename={debug.log} remove}")> TETLOGGINGという環境変数で。この場合、ログ記録出力は、API関数のいずれかを最初に呼び出した時から開始されます。表10.7 TET_set_option( )のloggingオプションのサブオプション一覧キー説明(空リスト)disableで無効化されているログ出力を有効化。disable(論理値)ログ出力を無効化。デフォルト:falseenable(論理値)ログ出力を有効化。filenameflushincludepidincludetidincludeoidremove(文字列)ログファイルの名前(stdoutとstderrも受け付けます)。すでに内容があるとき、出力はその末尾に追加されます。ログファイル名はあるいは、TETLOGFILENAMEという環境変数で与えることもできます(この場合、このオプションfilenameはつねに無視されます)。デフォルト:tet.log(WindowsとOS Xでは/ディレクトリ内。Unixでは/tmp内)(論理値)trueの場合、ログファイルは、必ず出力が実際にフラッシュされるよう、出力のたびに閉じられ、次の出力の時にまた開かれます。プログラムのクラッシュを追跡する際に、ログファイルが途中で終わってしまっている場合に有用でしょう。ただし速度はかなり遅くなります。falseの場合、ログファイルは1回だけ開かれます。デフォルト:false(論理値。MVSでは不可)ログファイル名内にプロセスIDを含める。複数のプロセスが同一のログファイル名を使用する場合にはこれを有効化するべきです。デフォルト:false(論理値。MVSでは不可)ログファイル名内にスレッドIDを含める。同一プロセス内の複数のスレッドが同一のログファイル名を使用する場合にはこれを有効化するべきです。デフォルト:false(論理値。MVSでは不可)ログファイル名内にオブジェクトIDを含める。同一スレッド内の複数のTETオブジェクトが同一のログファイル名を使用する場合にはこれを有効化するべきです。デフォルト:false(論理値)trueの場合は、新しい出力を書きこむ際に、既存のログファイルは削除されます。デフォルト:false180 10章: TETライブラリAPIリファレンス