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概要

TET5

表10.16 TET_char_info構造のメンバ(C・C++・Ruby)と、同等のpublicフィールド(Java・PHP・Objective-C)・キー(Perl)・プロパティ(COM・.NET)、およびその型と意味の一覧。詳しくは78ページの6.2「ページとテキストの視覚情報」と84ページの6.3「テキストカラー」を参照。プロパティ/フィールド名uvtype説明(整数)カレントグリフに対するUTF-32 Unicode値。glyph以外の粒度の場合、これは、最終テキスト断片とはまったく無関係な擬似値か、あるいは挿入された区切りキャラクタとなることがあります。granularity=glyphの場合、グリフに対するUnicode値列は論理テキストに等しいですが、それ以外の粒度の場合には、それはさまざまな処理ステップによって変更されている可能性があります。(整数)キャラクタの種別。以下の種別は、ページ上のグリフに対応する本当のキャラクタを記述します。これ以外のすべてのプロパティ/フィールドの値は、対応するグラフによって決定されます:0ちょうど1個のグリフに対応する通常のキャラクタ1キャラクタ列(合字など)の先頭以下の種別は、ページ上のグリフには対応しない擬似キャラクタを記述します。x・yフィールドは、最近の本当のキャラクタの終了点を表し、widthフィールドは0になり、これ以外のuvを除くすべてのフィールドは、最近の本当のキャラクタに対応する値をとります:10キャラクタ列(合字など)のつづき11(非推奨。使われていません)12挿入された単語・行・段落区切りキャラクタattributes 1(整数)グリフの属性をビットで表したもの。組み合わせることもできます:ビット0視覚的または意味的な下付きビット1視覚的または意味的な上付きビット2ドロップキャップキャラクタ(段落先頭の大きいキャラクタ)ビット3このグリフの、グリフまたは単語ベースの影重複は除去済ビット4グリフは、ハイフン区切り箇所直前のキャラクタを表すビット5ビット6contentanalysis={keephyphenglyphs=true}が指定された場合以外除去されたハイフン区切りアーティファクト(すなわちハイフンキャラクタ)グリフは、ハイフン区切り箇所直後のキャラクタを表すunknown(論理値。C・C++・Perlでは整数)通常はfalse(0)ですが、元のグリフがUnicodeへマップできずに、unknowncharとして指定されたキャラクタへ置き換えられた場合にはtrue(1)になります。x, y(double)グリフの参照点の位置。この参照点は、横書きではグリフ枠の左下隅であり、縦書きでは上端中央の点です。擬似キャラクタについてはこのx・y座標は、最近のキャラクタの終了点の座標になります。widthheight(double)対応するグリフの幅(横書きでも縦書きでも)。擬似キャラクタ(すなわちtype=12の挿入された区切りキャラクタ、および属性ビット5がセットされたハイフン区切りアーティファクト)についてはこの幅は0になります。(double)縦書きの場合:照応するグリフの、そのフォントメトリック群とテキスト出力パラメータ群(字間など)に従った高さ。この高さは、デフォルト座標系では正の値ですが、topdown座標の場合には負の値になります。等幅縦書きフォントにおいては、字間が適用されている場合を除き、すべてのグリフがfontsizeを高さとして持ちます。擬似キャラクタ(区切りキャラクタなど)は高さ0を持ちます。横書きの場合、そのグリフ高さの近似値が与えられます。この近似値は、フォント特性群から導出されますので、あるフォント内のすべてのグリフについて等しくなります。目に見えるグリフがここで与えられた値とちょうど同じ高さを持つ保証はありません。204 10章: TETライブラリAPIリファレンス