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概要

TET5

表10.16 TET_char_info構造のメンバ(C・C++・Ruby)と、同等のpublicフィールド(Java・PHP・Objective-C)・キー(Perl)・プロパティ(COM・.NET)、およびその型と意味の一覧。詳しくは78ページの6.2「ページとテキストの視覚情報」と84ページの6.3「テキストカラー」を参照。プロパティ/フィールド名説明alpha(double)インラインテキスト進行の向きを度単位で反時計回り(あるいは下向き座標の場合には時計回り)に測ったもの。横書きの場合にはこれはテキストのベースラインの向きであり、縦書きの場合にはこれは標準縦向きに対する角度です。この角度は範囲-180°< alpha≦+180°内になります。標準的な横書きテキストでも、縦書きの標準的テキストでも、この角度は0°になります。beta(double)テキスト斜形化角度を度単位で反時計回り(あるいは下向き座標の場合には時計回り)に、alphaの垂線に対して測ったもの。この角度は、正立テキストについては0°になり、斜体になった(斜形化された)テキストについては負(あるいは下向き座標の場合には正)の値になります。この角度は範囲-180°< beta≦+180°になりますが、ただし±90°以外の値をとります。abs(beta) >90°なら、そのテキストはベースラインで反転されています。fontid(整数)fonts[ ]擬似オブジェクト内におけるフォントの番号(pCOSパスリファレンス参照)。fontidが負になることはありません。fontsize(double)文字のサイズ(つねに正)。この値と、グリフの実際の高さとの比は固定ではなく、フォントデザインによって変動する可能性があります。多くのフォントでは、文字サイズは、すべてのアセンダ(アクセント付きキャラクタも含め)とディセンダを包含するように選ばれています。textrendering(整数)テキスト表現モード:P0テキストを塗る1テキスト(輪郭)を描線(アウトライン)P2テキストを塗って描線3不可視テキスト(OCRテキスト用)4テキストを塗って、それをクリッピングパスに追加5テキストを描線し、それをクリッピングパスに追加6テキストを塗って描線し、それをクリッピングパスに追加7テキストをクリッピングパスに追加Type 3フォントのテキスト:textrendering=3・7は不可視テキストになります。それ以外の値のtextrenderingは無意味であり無視されます。colorid(整数)塗り色・描線色・テキスト表現の組み合わせをあらわすテキストカラーの添字。ある文書内における同じ組み合わせの出現はすべて同一のカラーIDで表されます。異なる組み合わせは異なるIDで表されますので、複数のグリフの色が互いに同じかどうかを、そのカラーIDを比較することによってチェックすることが可能です。たとえば、連続するグリフのcolorid値を比較することによって、テキストカラーの切り替わりを識別することもできます。テキストを塗っている、および/または描線している正確な色空間と色要素群については、TET_get_color_info( )を用いて取得できます。1. REALbasic/Xojoバインディングではこのフィールドはattrsという名前です。coloridTET_get_char_info( )のcoloridメンバから取得した有効なカラーID。10.5テキスト・グリフ詳細抽出関数205