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概要

TET5

3.5 JavaバインディングTETのJavaエディションをインストールTETはcom.pdflib.TETという名前でJavaパッケージとしてまとめられています。このパッケージはネイティブJNIライブラリに依存しますので、両者は適切に設定しておく必要があります。JNIライブラリを可能にするために必要な操作は、以下のようにプラットフォームによって異なります:> Unixシステム群の場合には、libtet_java.so(OS Xではlibtet_java.jnilib)ライブラリを、共有ライブラリ用のデフォルトの場所、ないし適切に設定したディレクトリに置く必要があります。> Windowsの場合には、tet_java.dllライブラリを、Windowsのシステムディレクトリ、ないしPATH環境変数に挙げたディレクトリに置く必要があります。このTET JavaパッケージはファイルTET.jar内にあります。このパッケージを自分のアプリケーションで利用可能にするには、TET.jarをCLASSPATH環境変数に追加するか、Javaコンパイラへの呼び出しの中にオプション-classpath TET.jarを加えるか、またはこれと等価な操作をJava IDEで行う必要があります。JDKでJava VMの設定を行うことによって、ネイティブライブラリが所与のディレクトリ内で検索されるようにするには、java.library.pathにそのディレクトリの名前を適切に設定します。たとえばjava -Djava.library.path=. extractorこのプロパティの値は下記のようにして調べられます:System.out.println(System.getProperty("java.library.path"));TETをJ2EEアプリケーションサーバとサーブレットコンテナで使うTETはサーバサイドJavaアプリケーションに完全に適合しています。TETディストリビューションは、TETをJ2EE環境で使うためのサンプルコードと設定を含んでいます。以下の設定事項に従う必要があります:>サーバがネイティブライブラリを検索するディレクトリはベンダによって異なります。よくある場所としては、システムディレクトリや、背後のJava VMに固有のディレクトリや、ローカルサーバディレクトリを候補に挙げることができます。サーバベンダが提供している説明書を調べて下さい。>アプリケーションサーバとサーブレットコンテナはしばしば、特殊なクラスローダを用いており、そのクラスローダは制限されているか、あるいは専用のクラスパスを用いている可能性があります。サーバによっては、特別なクラスパスを定義して、TETパッケージが必ず見つかるようにしておくことが必要です。TETを個別のサーブレットエンジンとアプリケーションサーバで使う際のより詳細な注意点は、TETディストリビューションのJ2EEディレクトリ内の追加文書に記してあります。Unicodeとレガシエンコーディングの変換TETユーザの便宜のため、有用な文字列変換メソッドをここでいくつか挙げます。詳細はJavaの文書を参照してください。下記のコンストラクタは、プラットフォームのデフォルトエンコーディングを用いて、バイト列からUnicode文字列を生成します:String(byte[] bytes)3.5 Javaバインディング33