ブックタイトルTET5
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TET5
3.8 PerlバインディングPerl用TETラッパは、1個のCラッパと2個のPerlパッケージモジュールから成ります。このモジュールの一つは各TET API関数と同等のものをPerlで提供するもので、もう一つはTETオブジェクトのためのものです。Cモジュールは、Perlインタプリタが実行時に読み込む共有ライブラリを、パッケージファイルからいくらかの助けを借りてビルドするために用いられます。Perlスクリプトは共有ライブラリモジュールを、useステートメントを通じて参照します。TETのPerlエディションをインストールPerl拡張機構は共有ライブラリを実行時に、DynaLoaderモジュールを通じて読み込みます。Perl実行形式が、共有ライブラリに対応した形でコンパイルされている必要があります(多くのPerl設定ではそのようになっています)。TETバインディングが動作するためには、PerlインタプリタはTET Perlラッパとモジュールtetlib_pl.pm・PDFlib/TET.pmを利用可能である必要があります。以下に説明するプラットフォーム固有の方式のほかに、Perlの@INCモジュール検索パスに、-Iコマンドラインオプションを用いてディレクトリを追加することも可能です:perl -I/path/to/tet extractor.plUnix Perlは、tetlib_pl.so(OS Xではtetlib_pl.bundle)・tetlib_pl.pm・PDFlib/TET.pmを、カレントディレクトリ内で、あるいは下記Perlコマンドで印字されるディレクトリ内で検索します:perl -e 'use Config; print $Config{sitearchexp};'Perlはサブディレクトリauto/tetlib_plも検索します。上記コマンドの典型的出力は下記のようになります:/usr/lib/perl5/site_perl/5.10/i686-linuxWindows DLL tetlib_pl.dllとモジュールtetlib_pl.pm・PDFlib/TET.pmが、カレントディレクトリ内で、あるいは下記Perlコマンドで印字されるディレクトリ内で検索されます:perl -e "use Config; print $Config{sitearchexp};"上記コマンドの典型的出力は下記のようになります:C:\Program Files\Perl5.16\site\libPerlの例外処理TET例外が発生した際には、Perl例外が発生します。これは、evalシーケンスを用いてキャッチ・対処することができます:eval {...いろいろなTET命令...};die "例外をキャッチしました: $@" if $@;38 3章: TETライブラリの言語バインディング