ブックタイトルTET5
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TET5
>検索エンジンが暗号化文書をインデックスする場合。その文書内容をユーザに直接利用可能にはしません(元のPDFへのリンクを示すことによって間接的にのみ利用可能とします)。最後の例がとりわけ重要です:利用者が暗号化PDFの内容抽出を許されていない場合であっても、企業内検索やWebベース検索でその文書を見つけ出すことは可能であるべきです。抽出したテキストを利用者に直接利用可能とせず、文書を見つけ出せるよう検索エンジンのインデックスに供するためにのみ用いるならば、内容を抽出することは許容されうるでしょう。利用者は元の暗号化PDFをのみ利用可能となりますので(検索エンジンが内容をインデックスしてヒットリストがPDFへのリンクを含んだ後には)、利用者がそのPDFを利用する際には、その文書の内部権限設定が通常通りその文書を保護することになります。暗号化文書に対する「シュラッグ」機能TETは、TETユーザが文書作成者の権利を尊重することについて責任を受け入れる前提のもとに、暗号化文書からテキストと画像を抽出するために利用できる機能を提供しています。この機能はシュラッグと呼ばれ、次のように動作します:TET_open_document( )にshrugオプションを与えることによって、ユーザは、自身がいかなる文書作成者の権利をも侵害する意志を持たないことを言明します。PDFlib GmbHの取引条件は、TETのお客様がPDF権限設定を尊重するべきであると定めています。以下のすべての条件が真であるとき、シュラッグ機能は有効化されます:> TET_open_document( )にshrugオプションが与えられている。>文書がマスタパスワードを必要としているが、それがTET_open_document( )に与えられていない。>文書がユーザ(文書を開く)パスワードを必要としている場合には、それがTET_open_document( )に与えられている必要があります。>文書の権限設定でテキスト抽出が許されていない、すなわちnocopy=true。シュラッグ機能は以下の効力を持ちます:> nocopy=trueであっても文書からの内容抽出が許されます。ユーザは文書作成者の権利を尊重する責任を負います。> pCOS擬似オブジェクトshrugがtrue/1に設定されます。> pCOSがフルモードで動作します(制限モードではなく)。すなわちpcosmode擬似オブジェクトが2に設定されます。shrug擬似オブジェクトを下記の形に従って用いれば、内容をユーザに直接利用可能としてよいか、それともインデックスすることやその類の間接的用途にのみ利用するべきかを決定することができます:int doc = tet.open_document(filename, "shrug");...if ((int) tet.pcos_get_number(doc, "shrug") == 1){/*インデックスすることのみ許される*/}else{/*内容をユーザに渡してもよい*/}64 5章:設定