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概要

TET5

width(x, y)betafontsizebaselineheight(x, y)widthalpha図6.3TETのデフォルト座標系(topdown=false)における縦書きと横書きに対するグリフメトリッククタ(1つのグリフまるごとの結果等)と、1つのグリフに対応する複数のキャラクタの列の先頭キャラクタ(合字の1文字目等)が挙げられます。無形キャラクタに分類されるものとしては、複数のキャラクタの列の中の後続キャラクタ(合字の2文字目等)と、挿入された区切りキャラクタが挙げられます。無形キャラクタの場合、位置(x, y)はもっとも最近の有形キャラクタの終了点を指し、widthとheightは0になり、その他のフィールドはuv以外すべてもっとも最近の有形キャラクタと同じになります。この終了点は、方向がalpha(横書き)の場合は(x, y)にwidthを加えた点になり、方向が-90°(縦書き)の場合はheightを加えた点になります。> unknownフィールドは通常はfalse(C・C++では0)ですが、ただし元のグリフがUnicodeにマップすることができないためにunknowncharオプションによる指定キャラクタに置き換えられたときは値true(C・C++では1)を持ちます。このフィールドを用いると、クエスチョンマークやスペースなどのありがちなキャラクタをunknowncharとして指定したような場合に、実際の文書の内容と置き換えキャラクタとを区別することが可能になります。> attributesフィールドは、TETの内容分析アルゴリズムで決定された下付き・上付き・ドロップキャップ・影付きステータスに関する情報を内容として持ちます。> (x, y)両フィールドは、そのグリフの参照点の位置を指します。この参照点は横書きではグリフ矩形の左下隅になり、縦書きでは上端中央になります(86ページの6.4.1「日中韓エンコーディング・CMap」参照)。無形キャラクタについては、ページ上に対応するグリフがないので、点(x, y)はもっとも最近の有形キャラクタの終了点を指します。yの値はtopdownページオプションに依存します。> widthフィールドは、そのグリフに対応するフォントメトリックと文字間隔・水平倍率等のテキスト出力パラメタ群とに従ったグリフの幅を表します。こうしたパラメタが次のグリフの位置を制御するので、隣り合う2つのグリフの参照点間の間隔はwidthとは異なる場合があります。ゼロ幅キャラクタの場合widthはゼロになることがあります。逆に斜体テキスト等、実際のアウトラインの幅がそのグリフのwidth値より広くなる場合もあります。無形キャラクタの場合widthは0になります。80 6章:テキスト抽出